伊予鉄道(愛媛県松山市)は25日、来年4月1日をめどに持ち株会社に移行すると発表した。社名を「伊予鉄グループ」に変更、事業会社として鉄道事業を担う「伊予鉄道」と、自動車事業を継承する「伊予鉄バス」を新設する。
 今年6月下旬に開催する株主総会で正式決定する。
 人口減少で経営環境の厳しさが増す中、グループ経営機能の強化や各事業の自立的運営を図るのが狙い。清水一郎社長は本社で会見し「各事業会社で利用者のニーズを把握し、それぞれの権限と責任の下で今まで以上に迅速に対応できる体制をつくる」と語った。